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月別アーカイブ: 2025年7月

型枠解体工事とは?基本と重要性

皆さんこんにちは!

 

沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っている

株式会社上友工業、更新担当の富山です。

 

 

 

型枠解体工事とは?基本と重要性

建築現場において「型枠解体工事」は、コンクリート構造物の仕上がりや安全性を左右する非常に重要な工程です。

しかし、普段はコンクリートの打設や仕上げに目が行きがちで、型枠解体の重要性は軽視されがちです。

今回は、型枠解体工事の基本的な流れから、その役割、さらに安全に作業を行うためのルール、そして「なぜ適切なタイミングで外すことが重要なのか」について詳しく解説します。

 

 

 

1. 型枠工事全体の流れ

 

型枠解体を理解するためには、まず型枠工事全体の流れを押さえておく必要があります。

 

 

墨出し(レイアウト)

 

建物の図面をもとに、コンクリートを打設する位置や形状を正確に地面や床に記します。

これが全ての基準になります。

 

 

型枠組立

 

コンクリートを流し込むための「枠」を作る工程です。

木製や鋼製のパネルを使用し、鉄筋を固定した後に型枠を設置します。

精度が求められるため、水平・垂直を正確に保つことが重要です。

 

 

コンクリート打設

 

型枠と鉄筋が完成したら、コンクリートを流し込みます。

バイブレーターを使って空気を抜き、強度を確保します。

 

 

養生(硬化期間)

 

コンクリートは打設後すぐに強度が出るわけではなく、一定期間の硬化(養生)が必要です。

この期間にコンクリートを乾燥させ過ぎないように保護し、強度を十分に発現させます。

 

 

型枠解体(本題)

 

コンクリートが設計上必要な強度に達した時点で、型枠を外します。

このタイミングや手順が非常に重要です。

 

 

 

2. 型枠解体作業の役割

 

型枠解体工事は、単に「枠を外す」だけの作業ではありません。

その役割は大きく3つあります。

 

 

コンクリート表面の仕上がり確認

 

型枠を外すことで、コンクリートの仕上がり状態やひび割れの有無を確認できます。

 

 

次の工程への橋渡し

 

型枠が外れないと、後続の防水工事や内装工事が始められません。

スムーズな解体は、現場全体の工程管理に直結します。

 

 

安全性の確保

 

型枠を長期間取り付けたままにすると、構造に不要な荷重がかかる場合や、解体中の落下事故リスクが高まる可能性があります。

安全な状態で撤去することが重要です。

 

 

 

3. 安全に解体するための基本ルール

 

型枠解体工事は、高所作業や重量物の取り扱いを伴うため、常にリスクがあります。

以下のルールは必ず守るべき基本です。

 

 

① 強度確認を徹底する

 

型枠を外す前に、コンクリートが所定の強度に達しているかを確認します。

 

通常は、設計基準強度の70%程度を目安とし、試験体で強度確認を行います。

 

 

② 解体手順を守る

 

上部→下部の順に、重力に逆らわない解体が原則。

 

大きな部材は複数人で持ち、落下を防止するために玉掛けなどを活用します。

 

 

③ 周囲への安全対策

 

解体時は周囲に人がいないことを確認し、落下物防止の養生ネットを設置。

 

必要に応じて立入禁止のバリケードを設けます。

 

 

 

4. なぜ適切なタイミングで外すのが重要なのか?

 

「型枠を早く外せば次の工程に進めるのでは?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、早すぎる解体は重大なリスクを伴います。

 

 

① コンクリートの強度不足

 

コンクリートは打設後すぐに固まるわけではなく、時間をかけて徐々に強度を発現します。

 

必要な強度を満たさないまま解体すると、角欠けやクラック、最悪の場合は構造の崩壊につながります。

 

 

② 表面仕上げへの悪影響

 

まだ硬化途中のコンクリートは脆く、解体時に型枠が張り付いて剥離を起こす可能性があります。

 

美観や防水性能に影響を及ぼし、補修コストが発生します。

 

 

③ 工期全体のリスク

 

無理に解体して仕上げ不良が起きれば、後の工程で補修や再施工が必要になり、結果的に工期遅延とコスト増につながります。

 

 

適切なタイミングの目安

 

通常、打設後 24時間程度で側面型枠、数日後に底面型枠が外されますが、これはあくまで目安。

 

気温やコンクリートの種類によって養生時間は変わるため、必ず現場ごとに確認が必要です。

 

 

 

まとめ

 

型枠解体工事は「工事の終盤に行う軽作業」ではなく、建築品質や安全を左右する重要な工程です。

 

型枠工事全体の流れを理解し、

適切な強度確認と安全ルールを守り、

タイミングを見極めて慎重に作業することが、建物の品質を守る鍵となります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

株式会社上友工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っております。

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ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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【施工実績紹介】うるま市石川 N様邸 型枠大工・解体工事

皆さんこんにちは!

 

沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っている

株式会社上友工業、更新担当の富山です。

 

 

 

【施工実績紹介】うるま市石川 N様邸 型枠大工・解体工事を担当しました!

今回は、うるま市石川で行った N様邸の型枠大工・解体工事 の様子をご紹介します。

新築住宅や外構工事において、型枠とコンクリート工事は建物の強度や仕上がりを大きく左右する重要な工程です。

そのため、精度・安全・美観の3つを徹底して施工を行いました。

 

 

 

✅ 今回の工事のポイント

 

N様邸の現場では、建物の外構にあたる土間コンクリート打設に伴い、

型枠の設置から解体までの一連の作業を担当しました。

 

コンクリート工事は、型枠の精度が仕上がりに直結します。

 

型枠が少しでもズレると、仕上がりの水平や寸法が狂ってしまうため、

私たち職人は 1mm単位の調整 をしながら、丁寧に組み立てました。

 

 

 

📸 施工中の様子

 

木製の型枠を頑丈に組み、しっかり固定することで、コンクリートを流し込んだ際の圧力に耐えられる状態を作ります。

 

現場では、水平器を使用して傾きがないか確認し、最終チェックまで妥協しません。

 

 

 

 

✅ コンクリート打設と仕上げのこだわり

 

型枠を設置後、いよいよコンクリート打設。

 

打設時には、空気が入らないようバイブレーターでしっかり締め固め、

その後は 金ゴテ仕上げで表面をなめらかに整えます。

 

この仕上げ作業が美観と耐久性に直結するため、時間をかけて慎重に行いました。

 

完成後の床は、見ての通り ムラがなく、美しいフラットな仕上がりになっています。

 

 

 

✅ 型枠解体作業

 

コンクリートがしっかり硬化した後、型枠を解体します。

 

この作業も非常に重要で、早すぎるとコンクリートの強度に影響し、遅すぎると作業効率が悪くなるため、

天候や硬化状態を確認しながら最適なタイミングで解体しました。

 

 

 

 

✅ まとめ

 

型枠大工工事や解体工事は、普段なかなか目にすることのない工程ですが、

住宅の強度・耐久性・美しさを決定づける大切な作業です。

 

株式会社上友工業では、現場ごとの条件をしっかりと見極め、確かな技術で施工いたします。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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