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皆さんこんにちは!
沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っている
株式会社上友工業、更新担当の富山です。
型枠解体工事とは?基本と重要性
建築現場において「型枠解体工事」は、コンクリート構造物の仕上がりや安全性を左右する非常に重要な工程です。
しかし、普段はコンクリートの打設や仕上げに目が行きがちで、型枠解体の重要性は軽視されがちです。
今回は、型枠解体工事の基本的な流れから、その役割、さらに安全に作業を行うためのルール、そして「なぜ適切なタイミングで外すことが重要なのか」について詳しく解説します。
1. 型枠工事全体の流れ
型枠解体を理解するためには、まず型枠工事全体の流れを押さえておく必要があります。
墨出し(レイアウト)
建物の図面をもとに、コンクリートを打設する位置や形状を正確に地面や床に記します。
これが全ての基準になります。
型枠組立
コンクリートを流し込むための「枠」を作る工程です。
木製や鋼製のパネルを使用し、鉄筋を固定した後に型枠を設置します。
精度が求められるため、水平・垂直を正確に保つことが重要です。
コンクリート打設
型枠と鉄筋が完成したら、コンクリートを流し込みます。
バイブレーターを使って空気を抜き、強度を確保します。
養生(硬化期間)
コンクリートは打設後すぐに強度が出るわけではなく、一定期間の硬化(養生)が必要です。
この期間にコンクリートを乾燥させ過ぎないように保護し、強度を十分に発現させます。
型枠解体(本題)
コンクリートが設計上必要な強度に達した時点で、型枠を外します。
このタイミングや手順が非常に重要です。
2. 型枠解体作業の役割
型枠解体工事は、単に「枠を外す」だけの作業ではありません。
その役割は大きく3つあります。
コンクリート表面の仕上がり確認
型枠を外すことで、コンクリートの仕上がり状態やひび割れの有無を確認できます。
次の工程への橋渡し
型枠が外れないと、後続の防水工事や内装工事が始められません。
スムーズな解体は、現場全体の工程管理に直結します。
安全性の確保
型枠を長期間取り付けたままにすると、構造に不要な荷重がかかる場合や、解体中の落下事故リスクが高まる可能性があります。
安全な状態で撤去することが重要です。
3. 安全に解体するための基本ルール
型枠解体工事は、高所作業や重量物の取り扱いを伴うため、常にリスクがあります。
以下のルールは必ず守るべき基本です。
① 強度確認を徹底する
型枠を外す前に、コンクリートが所定の強度に達しているかを確認します。
通常は、設計基準強度の70%程度を目安とし、試験体で強度確認を行います。
② 解体手順を守る
上部→下部の順に、重力に逆らわない解体が原則。
大きな部材は複数人で持ち、落下を防止するために玉掛けなどを活用します。
③ 周囲への安全対策
解体時は周囲に人がいないことを確認し、落下物防止の養生ネットを設置。
必要に応じて立入禁止のバリケードを設けます。
4. なぜ適切なタイミングで外すのが重要なのか?
「型枠を早く外せば次の工程に進めるのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、早すぎる解体は重大なリスクを伴います。
① コンクリートの強度不足
コンクリートは打設後すぐに固まるわけではなく、時間をかけて徐々に強度を発現します。
必要な強度を満たさないまま解体すると、角欠けやクラック、最悪の場合は構造の崩壊につながります。
② 表面仕上げへの悪影響
まだ硬化途中のコンクリートは脆く、解体時に型枠が張り付いて剥離を起こす可能性があります。
美観や防水性能に影響を及ぼし、補修コストが発生します。
③ 工期全体のリスク
無理に解体して仕上げ不良が起きれば、後の工程で補修や再施工が必要になり、結果的に工期遅延とコスト増につながります。
適切なタイミングの目安
通常、打設後 24時間程度で側面型枠、数日後に底面型枠が外されますが、これはあくまで目安。
気温やコンクリートの種類によって養生時間は変わるため、必ず現場ごとに確認が必要です。
まとめ
型枠解体工事は「工事の終盤に行う軽作業」ではなく、建築品質や安全を左右する重要な工程です。
型枠工事全体の流れを理解し、
適切な強度確認と安全ルールを守り、
タイミングを見極めて慎重に作業することが、建物の品質を守る鍵となります。
次回もお楽しみに!
株式会社上友工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っている
株式会社上友工業、更新担当の富山です。
【施工実績紹介】うるま市石川 N様邸 型枠大工・解体工事を担当しました!
今回は、うるま市石川で行った N様邸の型枠大工・解体工事 の様子をご紹介します。
新築住宅や外構工事において、型枠とコンクリート工事は建物の強度や仕上がりを大きく左右する重要な工程です。
そのため、精度・安全・美観の3つを徹底して施工を行いました。
✅ 今回の工事のポイント
N様邸の現場では、建物の外構にあたる土間コンクリート打設に伴い、
型枠の設置から解体までの一連の作業を担当しました。
コンクリート工事は、型枠の精度が仕上がりに直結します。
型枠が少しでもズレると、仕上がりの水平や寸法が狂ってしまうため、
私たち職人は 1mm単位の調整 をしながら、丁寧に組み立てました。
📸 施工中の様子
木製の型枠を頑丈に組み、しっかり固定することで、コンクリートを流し込んだ際の圧力に耐えられる状態を作ります。
現場では、水平器を使用して傾きがないか確認し、最終チェックまで妥協しません。
✅ コンクリート打設と仕上げのこだわり
型枠を設置後、いよいよコンクリート打設。
打設時には、空気が入らないようバイブレーターでしっかり締め固め、
その後は 金ゴテ仕上げで表面をなめらかに整えます。
この仕上げ作業が美観と耐久性に直結するため、時間をかけて慎重に行いました。
完成後の床は、見ての通り ムラがなく、美しいフラットな仕上がりになっています。
✅ 型枠解体作業
コンクリートがしっかり硬化した後、型枠を解体します。
この作業も非常に重要で、早すぎるとコンクリートの強度に影響し、遅すぎると作業効率が悪くなるため、
天候や硬化状態を確認しながら最適なタイミングで解体しました。
✅ まとめ
型枠大工工事や解体工事は、普段なかなか目にすることのない工程ですが、
住宅の強度・耐久性・美しさを決定づける大切な作業です。
株式会社上友工業では、現場ごとの条件をしっかりと見極め、確かな技術で施工いたします。
次回もお楽しみに!
株式会社上友工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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