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月別アーカイブ: 2025年8月

解体のタイミング

皆さんこんにちは!

 

沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っている

株式会社上友工業、更新担当の富山です。

 

 

 

解体のタイミング

1. 解体はなぜ難しい?

 

型枠解体は、工事の進行を左右する大切な作業です。

型枠は「外す」だけと思われがちですが、実際には解体のタイミングが最も難しいポイントです。

早すぎれば崩壊、遅すぎれば工期遅延…現場の判断力が問われます。

 

 

 

2. 早すぎる解体のリスク

 

十分な強度が出ていない状態で型枠を外してしまうと、以下のような問題が起こります。

 

柱や梁の角が欠ける

表面にひび割れが入る

構造全体の強度不足につながる

 

特に冬季や低温下では硬化が遅いため、見た目は固まっているように見えても内部は脆弱な場合があり注意が必要です。

 

 

 

3. 遅すぎる解体のデメリット

 

一方、解体が遅れると…

 

次の工程(配管・内装など)が開始できない

工期が全体的に遅延する

型枠資材の再利用サイクルが止まる

 

工期に追われる現場では「遅れ=コスト増大」と直結するため、タイムマネジメントの観点でも大きな問題となります。

 

 

 

4. 判断基準は「強度」

 

一般的にはコンクリートの設計基準強度の70%程度が出ていれば解体可能とされます。

 

側面型枠(柱・壁):打設後2~3日で解体可能なことが多い

底面型枠(梁・スラブ):7~14日程度必要

 

ただしこれはあくまで目安で、気温・湿度・コンクリート配合によって変わります。

現場では「供試体試験」や「温度管理データ」を参考に判断します。

 

 

 

5. 季節や環境による工夫

 

夏場:高温で硬化が早いため、解体も早めに可能

冬場:低温で硬化が遅いため、温風機やシートを使った「加熱養生」が必須

雨天時:湿度や雨水の影響を考慮して解体時期を調整

 

こうした工夫が、安全かつ効率的な作業につながります。

 

 

 

6. 解体は「技」と「経験」の結晶

 

実際の現場では、ただ数値に頼るのではなく、職人の経験と勘も大切です。

コンクリートの色合い、打音の響き、表面の状態などを総合的に判断し、最適なタイミングを見極めます。

 

 

 

まとめ

 

型枠解体は、単なる撤去作業ではなく、建物の安全と工期を左右する重要な工程です。

 

早すぎれば品質不良

遅すぎれば工期遅延

強度試験や養生管理が判断基準

経験と勘も欠かせない

 

この絶妙なバランスを見極めることこそ、現場職人の腕の見せ所といえるでしょう。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

株式会社上友工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

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型枠の役割

皆さんこんにちは!

 

沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っている

株式会社上友工業、更新担当の富山です。

 

 

 

型枠の役割 

1. 建築に欠かせない型枠とは?

 

コンクリート建築は、液体状のコンクリートを型枠に流し込み、時間をかけて固めることで形が完成します。

そのため、型枠は建物の「骨格を形づくる器」であり、言わば影の立役者ともいえる存在です。

型枠がなければ、壁も柱も梁も正しく成形できません。

 

 

 

2. 強度を確保する役割

 

コンクリートは打設直後は水のように柔らかく、重力で流れ出してしまいます。

そこで型枠がしっかりと受け止め、外部へ流れ出さないように保持する必要があります。

特に高層建築や橋梁などの大規模構造物では、コンクリートの自重や打設時の振動に耐えられるだけの剛性が求められます。

 

 

 

3. 精度を守る役割

 

設計図通りの寸法を実現するには、型枠の精度が不可欠です。

数ミリのズレが積み重なれば、完成後の柱の傾きや壁の厚さ不足といった重大な問題に発展します。

つまり型枠は、建物の寸法精度を決定づける基準器のような存在なのです。

 

 

 

4. 美観を左右する役割

 

型枠の材質や仕上げ方は、コンクリートの表面仕上がりを大きく左右します。

表面が滑らかに仕上がるか、気泡や段差が目立つかは型枠次第です。

特に打放しコンクリートの建築では、型枠の精度=建物のデザイン性といっても過言ではありません。

 

 

 

5. 工事効率への貢献 

 

型枠は組立から解体まで繰り返し使われます。

合板型枠やメタルフォームなどは耐久性に優れ、再利用することでコスト削減と工期短縮が可能です。

近年では軽量化された樹脂型枠も登場し、作業の効率化に一役買っています。

 

 

 

6. 安全性の担保

 

強度不足の型枠では、打設中に変形や破損が起き、コンクリートの流出事故につながる恐れがあります。

型枠は単なる「仮の枠」ではなく、作業員の安全を守るための仮設構造物でもあるのです。

 

 

 

まとめ

 

型枠はコンクリート建築にとって欠かせない存在です。

 

強度を支える

精度を守る

美観を左右する

工期・コストにも直結する

 

こうした役割から、「型枠工事の品質=建物の完成度」といえるほど重要なのです。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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