皆さんこんにちは!
沖縄県うるま市を拠点に型枠解体工事を行っている
株式会社上友工業、更新担当の富山です。
解体のタイミング
1. 解体はなぜ難しい?
型枠解体は、工事の進行を左右する大切な作業です。
型枠は「外す」だけと思われがちですが、実際には解体のタイミングが最も難しいポイントです。
早すぎれば崩壊、遅すぎれば工期遅延…現場の判断力が問われます。
2. 早すぎる解体のリスク
十分な強度が出ていない状態で型枠を外してしまうと、以下のような問題が起こります。
柱や梁の角が欠ける
表面にひび割れが入る
構造全体の強度不足につながる
特に冬季や低温下では硬化が遅いため、見た目は固まっているように見えても内部は脆弱な場合があり注意が必要です。
3. 遅すぎる解体のデメリット
一方、解体が遅れると…
次の工程(配管・内装など)が開始できない
工期が全体的に遅延する
型枠資材の再利用サイクルが止まる
工期に追われる現場では「遅れ=コスト増大」と直結するため、タイムマネジメントの観点でも大きな問題となります。
4. 判断基準は「強度」
一般的にはコンクリートの設計基準強度の70%程度が出ていれば解体可能とされます。
側面型枠(柱・壁):打設後2~3日で解体可能なことが多い
底面型枠(梁・スラブ):7~14日程度必要
ただしこれはあくまで目安で、気温・湿度・コンクリート配合によって変わります。
現場では「供試体試験」や「温度管理データ」を参考に判断します。
5. 季節や環境による工夫
夏場:高温で硬化が早いため、解体も早めに可能
冬場:低温で硬化が遅いため、温風機やシートを使った「加熱養生」が必須
雨天時:湿度や雨水の影響を考慮して解体時期を調整
こうした工夫が、安全かつ効率的な作業につながります。
6. 解体は「技」と「経験」の結晶
実際の現場では、ただ数値に頼るのではなく、職人の経験と勘も大切です。
コンクリートの色合い、打音の響き、表面の状態などを総合的に判断し、最適なタイミングを見極めます。
まとめ
型枠解体は、単なる撤去作業ではなく、建物の安全と工期を左右する重要な工程です。
早すぎれば品質不良
遅すぎれば工期遅延
強度試験や養生管理が判断基準
経験と勘も欠かせない
この絶妙なバランスを見極めることこそ、現場職人の腕の見せ所といえるでしょう。
次回もお楽しみに!
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